ソファの上に積み重ねる、お気に入りの時間たち。
今回取材させていただいたのは、つみきソファデザイナーと家族ぐるみで親交があるT様のお家。
ふとした縁からつみきソファとの暮らしが始まり、今に至るまで約3年。どんな時間を過ごしてきたのでしょう?
お客様インタビュー T様家(大阪府)
・納品から:約3年
・ソファ:つみきソファ
・生地:Xランク ラムース アイボリー
決め手は、友人の家の居心地の良さ。
忙しい年末にも関わらず取材を快諾してくださったT様のお家は、大阪ショールームより車で少し行ったところにあります。
インタビューはいつも緊張するものですが、コーヒーを頂いたらすぐにほっと落ち着いてしまう。聞けば、このコーヒーは奥様が自家焙煎して淹れてくれたもので、ダイニングテーブルは旦那さまの自作とのこと。
家のそこかしらから手作りの気配が感じられるから、なるほど、居心地よく感じてしまう訳です。
ソファを置きにくい部屋でも、ローソファなら。
そんなT様の家も最初からこの雰囲気だった訳ではなく。
結婚してこの家に越してきた当初はしばらくソファの無い暮らしが続いたそう。
「リビングダイニングが横長で、間取り的にソファを置くのが難しくて。圧迫感が出にくいローソファならと思ってたけど、いいソファに出会えず時間が経っていきました。
そんな中で、岸宗さん(つみきソファデザイナー)の家に遊びに行った時につみきソファでくつろいで、いいなと思ってその後割とすぐにお店に行って購入して。」
と、奥さま。旦那さまはそれに頷きながら
「あの家の居心地の良さは決め手になったね。」
さらに奥様が「うんうん」と頷く。
ソファの張り地は水洗い可でメンテナンスしやすい「ラムース」を。これまでに二度水洗いされているそうですが、縮んだり痛んだ様子もなく、安心しました。
ソファの上での過ごし方
家にソファがない期間が長かったT様家。来てからの暮らしはどう変化したでしょうか。
「ソファが来るまではダイニング中心で暮らしていて、リビングは物置みたいな使い方になっていた。
ソファが来てリビングに置いてからは暮らしの中心がリビングに移って、活動できる範囲が広くなったと感じます。家族みんなでごろごろできる場所ができたなと。」
いろんな時間をこの上に積み上げる。
ご家族それぞれの、つみきソファで過ごす好きな時間についてお話を伺いました。
旦那さまは、仕事を終えて家に帰ってりひとくんと遊ぶ時間。
「30分ぐらいしかないけど大事な時間。あと、風邪をひいた時は家族に移してしまわないようにここで寝ています。ソファの上に寝袋で、結構快適ですよ。」
私も全く同じつみきソファの使い方を家でしています…!
背もたれを下ろして簡易ベッドのように使えるのも、つみきソファの大きな長所です。
奥さまは、旦那さまがりひとくんの寝かしつけをしてくれている間の、一人の静かな時間。
「その時は絶対にソファに座って、無理矢理にでもゆっくりな時間を作っています。」
昼間にりひとくんと遊んだり、自分で焙煎したコーヒーと手作りのお菓子で休憩するのもお気に入りの過ごし方だそうです。
りひとくんがお腹の中にいる時は、よくつみきソファに座って胎動を感じていたとのこと。
りひとくんが生まれてからは、ここで一緒に遊んだり、お昼寝したり。
生まれる前、生まれてから、そしてこれからも。どんな時間も、ソファがご家族のやすらぎに寄り添えれば幸いに思います。
二人のお気に入りの時間にいつもいるりひとくんは、ソファに登るのが大好き。
「一度ソファから落ちた時は、落ちるというよりころんと転がっただけで、ケガもなく、泣いてもなくて、びっくりしてるだけで。低くて良かったなと思いました。」
取材中もずっとソファの上でテレビを見たり、遊んだりしていたりひとくん。つみきソファを気に入ってくれているのが伝わって、見ていて嬉しかったです。
家やインテリアのこだわり
家に置く物は、手を動かして作る。時間をかけて探す。
取材時は年末ということもあり、お家はそっとクリスマスムード。どの飾りも、どこにでもある物ではない感じ。
コーヒーを焙煎から楽しんだり、テーブルをDIYしたりと、暮らしの端々にこだわりが感じられるT様ご夫婦に、家のお気に入りやお買い物について話を伺いました。
「強いて言うなら、とりあえずで物は買わないかな?買うまでにはすごいこだわる」と旦那さま。
「でも割とすぐに売ったり、手放すよね」
「てことは、あまりこだわりはないのかな…?」
いやいや、そんなはずは!と思い、奥さまにもう少し話を伺うと、色々と物へのこだわりが垣間見えてきました。
「このキリムのクッションカバーは、夫婦でトルコ人店主のお店に足繁く通って買いました。Instagramのような便利なツールがない時代だったけど、ネットでたまたま見つけて、これは欲しいと思って。」
きちんと額縁に入れて飾られている絵について話を聞いてみると、
「フランスとかイタリアとか、旅先で買った絵です。あとはスーツケースを買ったお店から毎年送られてくるクリスマスカード。額縁は夫が作ってます。」
手を動かして作ったものを置くこと、時間をかけて好きなものを探すこと、それを楽しむこと。
そうしてこの家にやってきた物たちから滲み出るやさしい温度が、家の空気に溶け合って、居心地の良さになっているのかな、と感じました。
つみきソファも偶然のような出会いから見初めてもらって、ってことはやっぱり良いソファなんだなと手前味噌ながら誇らしくなったり。
色々と自分で作れてしまう旦那さまに、次は何を作るのか聞いてみると
「りひとが大きくなったら、ソファに脚を付けたいなあと考え中です。ゆくゆくは一軒家に引っ越して、家の一階でカフェが出来たらと思っていて。そうなると家に合わせてテーブルの高さを変えたり、使いやすいように色々と変えるかも。」
つみきソファはそのシンプルデザインが創作意欲を誘うのか、お客様自身でウッドフレームを製作されることもごく稀にございます。
専用ウッドフレームも販売していますが、そういう風にソファのデザインが一人歩きし始めるのを見るのもとても楽しい。
つみきソファに旦那さま自作の木脚が足されて、より家らしいつみきソファになるのも楽しみです。
(取材&文:水嶋 美和 / 2018年12月取材)
ご家族とソファのプロフィール
(写真左)たーちゃんさん
旦那さまのご趣味は山登り!アウトドアグッズを色々揃えているそう。木工系の職人さんで、家具もインテリアも自分で作れる。すごく羨ましい。
(写真右)さきさん
コーヒーショップ勤務の奥さま。コーヒーの焙煎とお菓子作りが趣味で、イベントに出店したりコーヒー豆をオンラインショップで販売したりも。
(写真中央)りひとくん
好きな食べ物はたまごボーロと蒸しパン。好きなキャラクターはワンワン!
・商品名:つみきソファ
・サイズ:W1800mm
・生地:Xランク ラムース
・カラー:アイボリー
※ このカラーは取扱終了いたしました。