カビ・ダニの発生を予防!ソファの湿気対策のこと
そうならないために、ソファの湿気対策は重要です。
梅雨や冬の結露など部屋の湿度が高くなりやすい季節は特に注意!また、年中湿気のこもりやすい部屋も要注意です。
ソファを長く心地よく使うために、以下の湿気対策を実践しましょう!
特に気をつけた方がいい場合
ソファを置く部屋、位置、向き、使用状況などにより、ソファの湿気のこもりやすさは異なります。
以下に該当する方は、特にこまめなメンテナンスをおすすめしています。
・湿度が上がりやすい部屋・方角・環境にソファを設置している方
・畳やラグの上に脚のない直置きタイプのソファを設置している方
・畳の上にラグを敷いて、その上に直置きタイプのソファを設置している方
・汗をかいたままソファでごろごろする方
・ソファの上でがっつり寝てしまうことがある方
動かしやすいソファのメンテナンス方法
壁に立てかけて裏面を空気に触れさせる。
比較的動かしやすいタイプのソファは、天気の良い日に風通しの良い場所で、1〜2人でソファを壁に立てかけて、ソファの裏面にからっとした空気を触れさせましょう。
直射日光の当たる場所に長時間ソファを放置すると、紫外線によりカバーの生地や中の素材が劣化する恐れがございます。ご注意を!
動かしにくいソファのメンテナンス方法
こまめにソファを少し持ち上げる。
重かったり大きかったりで気軽に動かしにくいソファは、ソファを少し持ち上げてソファの下に空気を入れるだけでも、湿気対策になります。
必ず晴れた日に2人以上で行ってください。指をつめると悲劇です。気をつけて…。
雑誌を挟んで床との間に隙間を作ると楽です!
こちらは「重い腰を上げて」「季節に一回」というより、掃除のタイミングなどで習慣化して、こまめに行うのがポイントです。ほんのちょっと浮かすだけでも、やるとやらないとでは大違いです◎
湿気対策中のポイントと注意点
換気は晴れた日に!
ソファ裏面の換気は湿度の高い日に行うと逆効果になる恐れも。雨の日など、湿度の高い日は避けて行いましょう。
窓を開けて、サーキュレーターや扇風機で、風を動かして。
せっかくやるなら、外の風を入れたり、中の風を動かして、お部屋の中も換気しながら効果的に湿気対策をしましょう。
布団乾燥機の使用はNG!
過度な湿気も乾燥も、ソファの中の素材やカバーを傷める原因になります。
布団乾燥機などのご使用は推奨しておりません。湿気を吹き飛ばすためなら手段は選ばない…という訳ではないのでご注意を!
その他、日常的に行う湿気対策
ソファの座面の上を清潔に保つ。
埃やゴミなどを放置すると、カビやダニの温床になりやすくなります。
座面の上も、粘着クリーナーや清潔な状態の掃除機(口をブラシに付け替える)で、定期的にお掃除しましょう。衣替えシーズンの勢いに乗って、カバーを外してクリーニングに出すのもおすすめです。
粘着クリーナーは使用しすぎると生地を傷める恐れがあるのでご注意を!
布用の消臭・除菌スプレーも、生地によって変色する恐れがあるため使用を推奨しておりません。
カビ・ダニが発生しにくいソファ、オプショングッズ
脚付きのソファを選ぶ。オプションで脚を追加購入する。
脚のあるソファはソファ下の風通しが良くなるため、脚なし直置きタイプのソファよりカビ・ダニが発生するリスクが低くなります。
HAREMの脚付きのソファは、脚の取り外しができるタイプがほとんど。
冬はこたつに合わせるために脚なしで、夏は湿気対策のために脚ありで、季節で高さを変えることができます。
ソファの購入をご検討中の方で、お住まいの地域や家の間取り・方角・つくり的に湿気が心配な方は、脚付き/取り外し可能なタイプのソファをお選びいただくのも手です!
ロボット掃除機をご使用の方は、ロボット掃除機が通れる高さかどうか事前にご確認くださいませ。
窓や壁の結露にもご注意
梅雨だけでなく、結露が起きやすい冬にも注意が必要です。
かくいう筆者も、「寝室の壁がひんやりするなあ」と思って壁に接しているベッドの裏を見たら、すのこもろともカビに侵されていたり、「新しいお家は結露がすごいなあ」と窓側のソファの座面を触るとひんやり…心なしかしっとりしていたり、冬の本当にあった怖い話を体験しています。
結露が発生しやすい場所・湿気がこもりやすい場所へのソファの設置は避けていただきたいところですが、そうも言ってられない場合は、
・結露が発生しやすい窓や壁から離して置く(5cm以上)。
・部屋の換気をしっかりして、ソファの周りに風を通す。
・結露予防グッズを使用するなどして、そもそも結露が発生しないように頑張る。
などの対策をしっかり行い、ソファの状態をこまめにチェックしながらご使用ください。
カビが発生してしまった場合
時すでに遅し…カビが発生した場合は、以下をお試しください。
① カバーリングタイプのソファであれば、カバーを取り外してクリーニングする。
② カバーを取り外した後の中材(ヌード部分)は、天気の良い日にカビをよく拭き取り、乾燥させる。
これでカビや匂いが完全に無くなれば、ひとまずは安心して再びソファをご使用いただけます。
可能な限りソファの設置場所・環境を見直して、湿気対策をしっかりと行った上で、再発しないように気をつけてご使用ください。
カビや匂いが完全に無くならない場合は、カビが発生した部材の交換を行ってください。
ローソファ専門店HAREMでは、ソファの交換用カバーと中材をそれぞれ単品で販売しています。当店のソファをご愛用中の方は、まずはスタッフまでご相談くださいませ。
カビが発生したままのソファのご使用は健康に悪影響を与える恐れがあるため、放置したままのご使用は絶対にお避けください。
あとがき
かくいう私も和室につみきソファを置いていますが、滅多に動かしませんよね…重い、面倒くさい。
とはいえ、フローリングに比べてカビ・ダニリスクの高い和室です。やらぬ訳にはいかぬか…と思い立って、自分を追い込むつもりでこの記事を書きました。書き終わったらやります!本当に!
怖いよ~でも、やる!