キャリーソファ開発秘話 – 持ち運べるソファ
ちょっと変わったデザインと機能のソファですが、どんな発想から生まれたのでしょう?
デビューに至るまでの軌跡を辿ってみましょう。披露宴のムービーかプロジェクトXを見るような感じでご覧いただけると幸いです。
2019年 春
企画会議
株式会社マルイチセーリング 営業のUさんとの打ち合わせ。HAREMのソファもたくさん手がけてくれている老舗のソファーメーカーさんです。
「もっとフレキシブルに形を変えられて、家族が同じ空間にいつつ、それぞれのくつろぎ方ができるソファを作れないか」が最初のテーマでした。
私が実際に家でつみきソファ座面+フロフロ背ストレートM×2を使ってそういうくつろぎ方をしていたので(夫がゲームをしている時、目が疲れるので逆向きに座って本を読んだり)打ち合わせに入ってわいわい話したのを覚えております。
「フロフロ背ストレートMは持ち運べるからベッドの上もラグの上もソファになる。つまりは無敵」と主張したところ、「持ち運べるっていいね」「キャリーバッグみたいな」「キャリーって響きかわいい」からトントントンと名前が決定しました。
2019年 夏
試作
キャリーソファの試作が完成!Uさんのアイディアで座面のエッジ部分に丸みを加えています。
しかしこのままでは持ち上げた時に端がつぶれてしまうため、さらなる改良を重ねることに。
あと軽く持ち上げているように写ってますが、重さで手がプルプルしています。持ち運びは両手だね!
2019年 11月
企業向けに発表
HAREM初の卸可能なソファとして、企業向けのレセプションパーティにて初お披露目。ありがたいことに初っ端から反応良好で、SNSでもたくさん反響をいただきました。
2019年 12月
HPでも発表
ソファの使用イメージ写真とコンセプトをHPにて公開。何とか年内に間に合い、そのまま私たちはお正月休みに滑り込む…。
2020年 1月
ベース 1m×1mサイズの試作が出来たのでチェック。
新しい仲間が加わりました。重ねたり、並べたり、気分やシーンでレイアウトを変えることも。
細かい改良部分もチェック。
負荷がかかりやすいバック(背もたれ)の持ち手部分のカバー内側を補強。
バックの裏のノンスリップシート。
当初はマジックテープで取り外し可能でしたが、取り外しの繰り返しで素材が痛むのを防ぐため、張り込みに変更。
こちらはベース(座面)のエッジ部分。角を丸く仕上げています。ぴっと入るシワがソファのチャームポイント。
2020年 2月11日
いよいよ販売開始!
デビュー前にSNSでも反響が大きかったキャリーソファは、瞬く間に人気ソファの階段を駆け上がっていきました!
ソファらしくないデザインですが、それがこだわり派の遊び心をくすぐっている模様。
ベースとバックの色を変えたり、バックの色は家族で好きな色を選んだり、シンプルデザインゆえに色遊びが映えますね。
2022年9月
ウレタン10年保証対象ソファに。
「ウレタン10年保証」とは…
商品保証(2年)とは別に、「ウレタン部分が10年使用できることをお約束する」保証で、HAREMの一部ソファが対象となります。
デビューから2年半の実績を伴ったところで、キャリーソファも「ウレタン10年保証」対象ソファに仲間入りしました!
これにより貫禄が出てきて、もう新人ソファとは呼べない雰囲気です。ベテランやね。
2023年…?
「推し生地」が変わる予感
「推し生地」とは…
HAREMのソファは色々な生地から選べるのですが、HAREMスタッフで「このソファにはこの生地が合う!」を協議し、一つに絞ったものを社内では「推し生地」と呼んでいます。
ソファのメインビジュアルで使われている生地が、そのソファの「推し生地」です。
キャリーソファで言えば、こちらの生地「AQランク:MACHI」ですが、
キャリーソファの推し生地もゆくゆく変わる方向で協議が進んでいます。MACHIもめ〜っちゃ合うけど、超かわいいけど、MACHIは今後フロフロの推し生地として活動予定です。
キャリーソファの推し生地が変わればメインビジュアルの写真も変わるので、楽しみにお待ちいただければ幸いです。雰囲気ががらっと変わる予定!
以上、キャリーソファの歴史と予告でした!
「家族が同じ場所でそれぞれ好きなことをしてくつろぐこの時代に」と、開発が始まったキャリーソファ。
いろんな方向を向けるよう裏面に滑り止めを付けたバック(背もたれ)は、座面の奥行きを調整できる点でお客様のハートを掴んでいたり。
開発時には想像できなかったぐらい、わんこのいるご家庭で人気が出たり。
開発者の手を離れ、お客様によって新たな価値を見出してもらえてからがプロダクトの本番。今後も多くのご家庭で愛されますように!