こたつ・床暖房とローソファの相性は?

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冬の強い味方、こたつと床暖房。
他の暖房器具もいいけれど、ゴロゴロとぬくぬくを両方楽しむならやっぱりこの2つです。

この記事では、秋頃から増えるお問い合わせ〈こたつに合うソファ〉と〈床暖房と使えるか〉にまとめて回答します!

の前に、当店・ローソファ専門店HAREMとこたつのなれそめの話も少し…。

こたつに合うソファを!

1980年代、HAREMの代表がまだ駆け出しのインテリアデザイナーだった頃、務めていたメーカーは雪が多く降る町にありました。

その頃のソファは応接間に置くような大きなものばかりで、座面が高くこたつとは到底合わせられません。

「ソファでくつろぎながらこたつに入れないものか」「日本の暮らしに合うソファとは」と彼は考え、1982年にデビューさせたのが「SKIP(マルイチセーリング)」 でした。

こたつとスキップ1ミニソファ ローソファ専門店HAREM
「SKIP」は今「SKIP 1 MINI SOFA」という名前で現役です。

当時は「こんなに低くて…これソファ!?」「マルイチはん!?」と、インテリア業界に衝撃が走ったそうな。
その後、彼は独立してローソファのブランド「HAREM」を立ち上げることになるのですが、それはまた、別の、話…(森本レオの声で)。

こたつに合うローソファの高さは?

思い出話はこれぐらいにして、本題に入りましょう!
ここからは、ローソファの座面の高さ別に、どれぐらい深くこたつに入れるかをイメージ写真とともに紹介します。

ソファの座面の高さ:4cmの場合

こたつとスキップ1ミニソファ ローソファ専門店HAREM
スキップ1ミニソファ

座面の高さが4cmのソファなら、ソファと床の境目の段差がほとんど気になりません。
寝転がってこたつから顔だけ出す「こたつ全力満喫フォーム」を目指すなら、ソファの座面はこの高さがおすすめ。

ソファの座面の高さ:12cmの場合

こたつとピカソソファ ローソファ専門店HAREM
ピカソソファ

座面の高さが12cmになると座面に厚みが出て、やや柔らかめの座り心地に。
ソファと床の境目の段差も高くなるので、こたつに体を入れて寝転がるのは微妙。胴体はソファの上で横たえて、腰〜足をこたつに入れる感じならごろ寝できそうです。

ソファの座面の高さ:20cmの場合

こたつとつみきソファ ローソファ専門店HAREM
つみきソファ

座面の奥行きが60cmのソファの場合、深く腰かけると太もも下半分~膝あたりにこたつ布団が来ます。
足元は暖かいですが、上半身が冷えやすいので他の暖房器具との併用がおすすめ。

全身をこたつに入れてのごろ寝はまず無理ですが、この高さであればソファの種類も多く、選択肢が増えるのは嬉しいポイント。

座面の高さ可変のソファで、季節で高さを変える

座面の高さを変えられるソファなら、冬だけ座面を低くしてこたつ仕様にする手も!

高さ可変のソファには、座面を重ねて高さを出すタイプと、足を取り外して高さを変えるタイプがございます。

座面を重ねて高さを出すタイプ代表、パルフィソファ

▼ 座面を重ねるタイプ:メリット
・座面の高さを変えるのが比較的簡単。
・座面を1段にした時、余った座面はスツールとして使える。
→ こたつが活躍する年末年始は来客が増えるので、ソファを低くできる&座る場所を増やせるから一石二鳥!…というのは私の実家談(パルフィソファ愛用中)。

▼ 座面を重ねるタイプ:デメリット
・余った座面の行き場に困ることも。
→ 収納スペースを確認しておきましょう!

足を取り外して高さを変えるタイプ代表、カーヤソファ

▼ 脚を付けて高くするタイプ:メリット
・使わない脚(4〜5本)の収納がしやすい。
→ 座面を高く使いたい時に「ソファの脚どこ?」と大捜索になる可能性があるのでご注意を!
・脚を付けるとソファ下に空間を作れる
→ 床暖房メーカーはこの状態での使用を推奨しています。換気が良くなるので湿気対策にも。

▼ 脚を付けて高くするタイプ:デメリット
・脚の取り外し/取り付けが大変
→ ソファをひっくり返して脚を付けて戻す作業が必要です。

もっと詳しく!【コラム】こたつに合うローソファの種類、選び方のコツ

高さ可変のローソファ一覧

床暖房とローソファは一緒に使える?

HAREMのローソファはすべて「床暖房対応」ではございません。
床暖房との併用による商品の劣化・損傷は保証対象外としています。予めご了承くださいませ。

床暖房のメーカー側も、上に大きな家具(重量物)を置くことで機能に不具合が生じる可能性があり、注意喚起をしている所が多く見受けられます。

床暖房とソファを併用する場合は、必ず床暖房のメーカーの案内に則ってご使用ください。

上記をご了承の上で、床暖房の上にソファを置く場合のポイントはこちら。

・ソファは脚付きで設置がベター
→ ソファ下に空間ができるので熱がこもりにくくなります。
・なるべく床暖房の位置を避けて設置する
・床暖房の長時間の使用は避ける
・床暖房によるソファの劣化・損傷は保証対象外(大事なことなのでもう一度)

脚のない直置きタイプのフロアソファは床暖房の熱が内部にこもりやすく、ウレタンが乾燥して硬化・劣化する恐れがございます。
また、木枠や木脚を使用したソファも熱によって木材がひずむ恐れがございます。ご使用には十分にご注意くださいませ。

ここからは非公式の独り言です!直置きタイプのフロアソファと床暖房の併用の使用感について…。

床暖房の上で直置きタイプのフロアソファを5年使用しちゃったスタッフによると、ソファや床材の劣化・損傷は見受けられませんでした。

また、注意点を案内した上で床暖房とフロアソファを併用しているお客様もいらっしゃいますが、商品の劣化・損傷に関するお問い合わせ・報告は今までございません。

非公式のため、念のため小声(グレー)で失礼しました。

ソファの納期にご注意!

HAREMのソファはご注文を受けてからソファの製作を始める受注生産制です。
お届けまでに約1~2ヶ月のお時間を頂くので、こたつを出すタイミングに間に合わせたい方は9月頃にご注文ください。

となると、きっと8月頃からカタログを見たりショールームに行ったりと検討し始めることになりますね…一番暑い季節にね…

こたつの想像が難しければ、お気軽にご相談くださいませ。一緒に想像しながら、暮らしに合うローソファをご提案させていただきます!

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