赤ちゃん、子供のいる家庭のローソファの選び方・完全版
そんな子育て中の家庭に於いて、座面の低いローソファはきっと安心の種になるはず。子供のケガのリスクが減れば、大人のストレスも減って、みんなでくつろげるように!そりゃあいい!
そりゃあいいけど、ローソファにも色々な種類がある。どれを選べばいいの?
このコラムでは子育て中 / これから子育てが始まる方向けに、赤ちゃん・子供のいるご家庭のソファ選びのポイントをご紹介します。
やっぱり、座面の低いローソファが安心。
赤ちゃんのソファからの転落防止に。
こちらは当店・ローソファ専門店HAREMのデザイナーが実際につみきソファとフロフロで子育てしていた時の写真。
月齢2ヶ月までは親も子も一日中ソファの上で過ごしていたそうです。
もっと詳しく!HAREMのデザイナー・キシムネによる「ローソファ子育て日記」
赤ちゃんは自由に動けないから、ソファに寝かせてちょっと離れても大丈夫。なんてことはありません。
手足をばたつかせてちょっとずつ移動したり、寝返りを打ったり、ソファから転落するリスクは十分にあります。
そこで登場、ローソファ!
ソファの座面は低くなるほど、床との段差が無くなり「転落」という概念自体から遠ざかります。
こんな風にソファの上で赤ちゃんがころころ転がっていても、ほぼ床の延長なので転落によるケガを心配せずに済みます。
座面高12cm以下のローソファなら、赤ちゃんでもハイハイの延長で上り下りできます。
とはいえ、何が起こるか分からないのが子育て!見守る気持ちは決して忘れずに。
子供のソファからの転落防止に。
子供たちはなぜかソファの上で立ったり、歩いたり、跳ねるのがお好き。やめてくれー!と叫んでも、怪獣全盛期は聞く耳を持ってくれません。
座面ならまだしも、なぜか背もたれの上に立ちたがる子もたくさんいるはず。示し合わせたように、なんでみんな背もたれに乗るの?人間の原始的な本能なの?(私もやってました)
元気なのは実にいいことなのですが、ソファの背もたれの上となれば結構な高所です。そこから転落すると結構な事故だぜ…。
そこでやっぱり、ローソファ。
ソファの座面も総高さも低いので、転落によるケガのリスクを軽減させることができます。
ソファの背もたれ上りたいキッズ対策には、立てるスペースがない背もたれのソファを選ぶといいでしょう。
安全面でも、耐久面でも、ウレタンソファ。
※これから当店・ローソファ専門店HAREMのウレタンソファの魅力について語りますが、世における全ウレタンソファに当てはまることではないのでご注意ください。色々ありますから…。
ぶつけて痛いところがないから、安心。
例えば、ソファの上に立って踊っていて、足を踏み外して木製の肘掛けにぶつかってケガしてしまった。
ソファの下に潜ろうとして、ソファの木枠の角に頭をぶつけてしまった。
大人にとっては「そんなことある!?」ということも、チャレンジングな子供の世界では起こり得ることです。
ソファでの子供のケガのリスクを減らすなら、ソファはウレタン製のものがおすすめ。
どこもかしこもウレタンで柔らかいから、子供がソファの周りでアクロバティックに遊んでいても安心して見守れます。
金具や木材を使っていないから、安心。
子供のケガの心配が解消したら、次はソファの耐久面での心配です。ああ、そんなに跳ねたら…暴れたら…ソファが壊れてしまう!
ソファの構造について、一つ例を見てみましょう。
1:木枠、テンション材
2:ウレタン、フェザーパッド
3以降:座面の説明だけしたいので省略
1のテンション材(緑色の布テープ)は、他のソファでは金属製のSバネやポケットコイルに置き換わったりします。
これはほんの一例ですが、ソファは色んな部材によって複雑な構造で作られています。
子供がピョンピョン跳ねた分だけソファの寿命が縮まること、お分かりいただけたましたでしょうか…。
その点でも、ウレタンソファは中にウレタンがぎっしり詰まっていて空洞が無く、金具や木材などの壊れたり音鳴りする部材を使っていないので、やんちゃな子供がいるご家庭でも安心してご使用いただけます。
とはいえ、あくまでソファなので「座面に座る」以外の使用方法で生じた不具合は保証対象外とさせていただいています。
また、過度な重量や衝撃をかけ続けると、その分ウレタンはへたりやすくなったり、割れることもあります。どんな強靭なボクサーでもノーガードで何年も打たれ続けると倒れる…ご理解ください。
ウレタン10年保証があるから、安心。
「ウレタンだけでも耐久性すごいよ!ウレタンだけだからいいんよ!」を伝えるために、当店・ローソファ専門店HAREMでは一部ソファに「ウレタン10年保証」を付けています。
実際に、こちらのデザイナー宅ではこのつみきソファ(写真奥)を10年以上使用しています。
私の家のつみきソファももう愛用歴7年!使いにくくなったり、特にへたりを感じたりはありません(新品と座り比べれば何かしら感じることはあるかもですが)。
なお、ウレタン以外の部分は別途「商品保証(2年/3年)」の対象となること、予めご了承ください。
「ウレタン10年保証」についての説明は長くなるので、気になる方はこちらから↓
座面の硬さ/柔らかさ、奥行きの広さは?
ソファの座面は硬めがおすすめ!
というのも、座面は硬めの方が体の沈み込みが少なく、体が安定しやすいから。
赤ちゃんにとっては手足が動かしやすい分ストレスが少なく、首が座ったり、寝返りしたり、成長しやすい環境が整います。
子供にとっても大人にとっても寝転がりやすく、お昼寝にも向いているのも大きなポイント!
また、子供がソファの上で歩いたり跳ねたりする時、座面が柔らかいと足元が安定しにくく、よたよたして危なっかしい。バランスを崩して転倒するリスクも高くなります。
その点でも、小さな子供のいるご家庭には座面硬めのソファがおすすめです。
ソファの座面は奥行き広めがおすすめ!
「育休中はお昼寝も、授乳も、一緒に遊ぶのも、一日中子供とソファの上で過ごしていたから、ローソファがあって良かった!」というお客様からの声をしばしば頂きます。嬉しい!
子供が大きくなるまでは、親子共にリビングで過ごす時間が長くなります。となると、ソファは「座りやすさ」より「暮らしやすさ」が重要。
座面の奥行きが広ければ、一緒に並んでお昼寝できたり、一緒に遊びやすかったり、両足を上げてあぐらをかいたり、寝転んだり、いろんな姿勢をとりやすくなります。
また、物を置くスペースも広くなるのも地味に嬉しい。こちらは再び、当店デザイナーの子育てのようす↓
おむつ、授乳クッション、おもちゃなどの子育てアイテムをフロフロの上に集めておいて、何でもぱっと取り出せるようにしておくと便利だったそうです。
ソファの生地、子供と暮らすなら。
ソファは「フルカバーリングタイプ」を選ぶ。
世の中には2種類のソファがあります。
・カバーを取り外しできる「カバーリングタイプ」か、
・カバーを取り外せない「張り込みタイプ」か。
さらに「カバーリングタイプ」の中にも2種類あります。
・すべてのカバーを取り外せる「フルカバーリングタイプ」か、
・座面のカバーなど一部だけ取り外せるタイプか。
色々あるのねえ。
よだれ、食べこぼし、らくがき、何かしらのいたずら、子供のいるご家庭におすすめなのは言わずもがな「フルカバーリングタイプ」です。
当店・ローソファ専門店HAREMでは、マルーンソファ、アルバソファ(本革のみ)、カーヤソファ(本革のみ)以外はすべて「フルカバーリングタイプ」となっています。子供のいるご家庭におすすめしたいもの!
お手入れしやすい生地を選ぶ。
ソファを「カバーリングタイプ」に決めたなら、次は生地選びです。
ソファが汚れる未来を予知できているなら、生地はお手入れしやすいものを選ぶべし!
当店で取り扱う生地の中で、メンテナンス性を重視する方に最も人気があるのは「ラムース」という種類の生地です。
「ラムース」が子供との暮らしにいい理由
・液体汚れをこぼしても、すぐに乾いた布で吸い取れば除去できる。
・浸透した場合、中性洗剤を溶かしたぬるま湯を含ませた布でトントンすれば比較的簡単に汚れを落とせる。
・赤ちゃんの肌にもやさしい。
もっと詳しく!コラム「犬、猫、子供との暮らしに!ソファの張り地「ラムース」のこと。」
続いて、「イージーメンテナンス」と記載されている生地もおすすめです。
「イージーメンテナンス」とは?
水のみで日常生活の汚れ(ボールペン、コーヒー、赤ワイン、ケチャップ、泥など)の多くを取り除くことができる機能。頑固な汚れには、水に中性洗剤を少量加えてください。
現在HAREMで取り扱っている「イージーメンテナンス」の生地は、「アデニア(パズルソファ専用)」と「MACHI(キャリーソファ、フロフロ専用生地)」の2種類です。
また、まだ子供が小さなご家庭には、高い耐水性があり防汚・防カビ加工も施されている「アーティサン」もおすすめです。
最後に、「水洗い可」と記載されている生地。カバーを外して水洗いできます!まんまです。
ただし水洗い可の生地であっても、ソファカバーのまるごと水洗いは推奨していません。
まるごと水洗いはおすすめしない理由
・カバーの型崩れや損傷の恐れがあるため、洗濯機の使用は非推奨。
・てことは、手洗い推奨。これかなり大変。
・そもそも、キルティング縫製かかったカバーは水洗いNG。
よほどでない限りは汚れた部分だけ手洗いするか、専門業者にドライクリーニングを依頼することをおすすめしております。
お客様の中には、キルティングのかかったカバーを洗濯機でゴインゴイン何回か回したけど、問題なく使えている。というお話もちょこちょこ。
時間ない中ですぐ洗わなきゃいけない事って絶対あるよね〜分かる〜
という気持ちもありつつ、保証の対象外となることをご理解くださいませ!
オーバーカバーをかけて使う。
汚れるなら、いっそ覆おうほととぎす。
子供が小さいうちは、汚れにくい/汚れを落としやすい布、頻繁に気軽に洗える布でソファを覆うのもアリです!
ソファの汚れ防止はもちろん、お気に入りの色や柄のものを選べばアクセントにもなり、気軽に模様替えを楽しめるようになります。個人的には最後にして最適解な気もしてます。
また、つみきソファとスキップ1ミニソファには専用のオーバーカバー「エプロンカバー」を販売しています。
さきほどご紹介した優秀な生地「ラムース」で出来ているので、汚れにくく、汚れても落としやすい。
ソファより1サイズ幅を下げればバイカラーのソファとしても楽しめます。
実際はどんな感じ?カスタマーレビュー
こども×ローソファ 納品事例・6選
こども×HAREMのローソファの納品事例をセレクトしてコラムにまとめています。
理想の暮らし方に近い事例が見つかるかも?ぜひご覧くださいませ。
ローソファをご愛用中の方にインタビュー!
ローソファ専門店HAREMでは、お客様のご自宅にお伺いして、ソファ選びのこと、ソファの使い心地のこと、メンテナンスどうしてる?などなど、インタビューでお話を聞かせていただいています。
そして、そのインタビューのほとんどが子育て中のご家庭でした。なんとま〜!
ローソファのある暮らしのリアルを知るのに、一番うってつけのコンテンツです!ローソファでの子育てがどんな感じが気になる方は、ぜひご一読くださいませ。
ローソファが気になってきたら…
資料請求やオンライン上でもうちょっと調べる。
HAREMでは全15種類のローソファを取り扱っています。
数だけ見るとめっちゃ多い訳ではございませんが、ローソファだけでこんなに取り扱っているのは実は珍しかったり。
商品比較に向いているのは、全商品の簡単な情報と価格表を掲載したカタログ。比較しやすいように簡潔に、淡白にまとめています。
一つの商品の情報を掘り下げたいならオンラインショップがおすすめ!各商品ページにて、その魅力、どんなライフスタイルに向いているか、注意事項なども掲載しています。
とりあえずInstagramをフォローしておく。
Instagramでは定期的にローソファに関する情報を発信しています。
フォローしておくだけでローソファの知識が深まるので、「ローソファ、ちょっと気になるけどまだそこまでじゃない」方はとりあえずフォローしてみてください!筆者と仲間が必死こいてネタを考えています。
一緒に子育てする仲間に、ローソファを。
「ソファ 子供」で検索しようとすると、予測変換で「ソファ 子供 危ない」「ソファ 子供 汚れ防止」「ソファ 子供 対策」などが出てきます。
これを見るだけで、小さい子供のいる家庭でソファを使うことは容易ではないことがよく分かります。「子供が小さいうちはソファを諦めてる」という友達もたくさんいたな〜。
当店のローソファの気持ちを代弁しますと、
子育てが大変だからこそ、一息つける場所になりたい。子供の成長を一緒に見守りたい。子育てを支えられる存在になれたら。危険な場所になんて、絶対になりたくない。
幸せな家族を増やしたい。みんなの思い出を増やしたい。
そう言うてはります(何者)。
子育ての邪魔ではなく、子育てを楽にする相棒として、ローソファを知っていただけると嬉しいです。
ここで、当店・ローソファ専門店HAREMの子育てにっこりエピソードを一つ。
20年間スキップソファをご愛用いただいているお客様が成人したお子様と一緒に交換用カバーを買いに来た時、「この子が赤ちゃんの時、伝い歩きの練習にこのソファが役立ったんだよ」と話してくださりました。
この話を聞いた時、頭の中で「時を超えて…君を愛せるか…」と小田和正の歌声が響きました。
このコラムは「完全版」と称し、私たちのもつ「子育てに於けるローソファ選びの知識の全て」を詰め込みました。文字数が多くて読むのも大変だったはず!ありがとうございます。
家族思いの優しいあなたに、ローソファの良さが伝われば幸いです。
ご不明点があれば、お気軽にご相談くださいませ!