コラム vol.76
手が物語ること
手と一口に言っても様々な形があります。
大きい手、小さい手、節くれ立った手、白魚のような手。
手は人が生きる上で重きを置くためか多くの物語がそこには秘められています。
多くの人と握手をしてきた中で気がついたことを振り返ってみましょう。
例えば女性に多く見られる白く細くしなやかな手。
これはまさに女性特有の繊細さの象徴ではないでしょうか。
たまに男性でも握手をした際、見た目の男らしいイメージと裏腹の女性のような手をしている人がいますが、その人の内面もやはり女性のように繊細なのでしょう。
次に、厚みがあり骨太の手。これはまさに男らしい手の代表格でしょう。
自分の力で人生を切り開いてきた歴史が刻み込まれており、
握手をしたときの力強さにその人が目の前にいる「現実」を感じることができる手です。
女性でこのような手をしている人、それは同様に力強い人が多い気がします。
たまに、手に線がほとんど無い人がいます。
そういう人は世間で言うところの普通とかけ離れた世界に身を投じる人が多い気がします。
「良くも悪くも流されてしまう人」であるのでしょう。
逆に手の線が太くはっきりしている人は「自分というものが強い」人であるといえます。
最後に子どものようなふっくらとした小さい手をしている人。
大人でもこういう手をしている人はやはりどこか子どもっぽく無邪気な部分があります。
始めからそうだったのか、その人が人生の歩みを進める中でそうなったのか。
自分の手を観察して、自分はどういう生き方をしてきたのかを振り返るのはとても有意義なことです。
きっと、あなたの手はあなたの姿をしているでしょう。
さて、最後に問題です。
この文章を書いている人の手は一体どのような手でしょうか?
それが分かるようになったらあなたは一人前の占い師です。