コラム vol.55
絵を描く。ちょっとした事で絵が上達するかも
絵を描きたい、しかしなかなか上手くならない。そんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいますか?そんな、私も幼少の頃親に絵画教室というものに通わせていただき、毎月高い月謝を払ってもらったものの結果的に絵が上達する事はありませんでした。
そんな、ある日ふとしたきっかけで短時間で見違えるように絵が上達したので、自分なりに「なぜ、絵が上達しなかったのか?」という事を分析してみました。もしよかったら、絵の上達のきっかけにされてはいかがでしょうか。
『いきつけのとある飲み屋での出来事』
その日は、平日だったでしょうか。気候も暖かくなり、段々と外へ行きたいという気持ちが強くなってきたのか、なんとはなしにその飲み屋へと誘われるように足を運ぶ事になりました。
いつものように、痛風に近い状態であることを忘れたかのようにビールを頼み(参照:痛風は「風が吹いただけで痛い?」さかなくんも悩ませた高尿酸血症とは)、お店の店長の方と何気ないお話をしていた流れで何故か「バイクの絵を書いて見てもらえます?」という話をふられました。あれは、一体なぜそうなったのか全く記憶がありません。
で、バイクの絵を描いたものの「なにそれ?」と言われたので、少し悲しい気持ちになりながらも次に「ドラえもんの絵を書いてください」という指示がおりました。このお店の店長は昔芸大にいたという事からなにか意味があるのだろうと、とりあえずドラえもんを描いてみました。
『絵が上達したいと思い。。』
上の画像を見ていただいて、一番初めに描いたドラえもんが一番左の絵になるのですが描いて見せた後に言われた事がやはり「なにそれ?」でした。厳しいです。
その次に、言われた事が「なにか見ながら描いてみてください」という事だったので、スマホでドラえもんの画像を検索して、模写しながら描いたらあら不思議。最初に描いたドラえもんより大分上達したような気がしました。
その後、あまりにも最初に描いた絵と違ったのでもう一枚ドラえもんの絵を描いてみたところ、さらにまた上手く掛けたような気がします。それが一番右の絵です。
ちょっとしたアドバイスだったはずなのですが、それがここまで自身の描画に影響を与えるとは思ってはいませんでした。逆にいえば絵が上手い下手というのは技術もさることながら「物の見方」が一番大きいのではないかと思いました。
自分のやり方に拘るあまり、目の前にあるものをありのままに見ることを怠っていたという事が、私が絵が上手くならなかった理由だったのかもしれません。この、「物の見方」は絵画のみならずあらゆる事に共通することだと思うので、是非なにか物事に行き詰まる事があればお試しされてはいかがでしょうか?