コラム vol.24
お茶とソファの意外な組み合わせについて。熱いお茶から冷たいお茶へ。
6月に入り湿気が出て汗ばむ季節になりましたね。
お昼にランチを食べていると、目の前に出されるお茶が湯気が立つ温かいものから、キーンと冷えたものへと変わり夏の訪れを感じる事ができます。
さて、今回はこの食事と密接な関係のある「お茶」について普段あまり考えた事がなかったので色々とまとめてみる事にしました。
『お茶とは?』
「緑茶」と「紅茶」は同じ葉っぱという事を以前聞いた事がありませんか?
緑茶は発酵前に煎るのに対して、紅茶は完全に発酵させる事であの色合いを出しています。
その元となるのは「チャノキ」と呼ばれる葉っぱで、他にもプーアル茶などもこの葉っぱから作られているのです。
一見別物に見えるお茶も、その加工方法で色や香りが全く別物になるという事を知った時には「へー」と驚いたものです。
お茶の原産地は中国です。
「チャ」という発音はお茶が世界各地に広がるとともに様々な呼称で呼ばれるようになります。
例えばインドの「チャイ」も「チャ」の発音を引き継いでいます。
そして、英語で紅茶を意味する「ティー」も中国の福建省の発音「テェ」が由来となっている事はあまり知られていません。
こうしてみると、中国の一地方で嗜まれていた嗜好品がここまで世界に浸透したのも、ひとえに「チャ」の魅力の賜物ですね。
『お茶のイメージを覆しましょう』
お茶といえばお母さんが作りおきした麦茶を冷蔵庫から取り出して、学校帰りにゴクゴク飲む。
または、おせんべい片手に急須に入れたお茶を出がらしになっても執拗にお湯を注いで飲むなんて光景が一般的ですね。
私はそういった飲み方が気を使わなくて結構好きですが、世の中にはもっと面白い飲み方が存在するようです。
例えば中国であれば『利き茶」というものが有名で、星の数ほどあるお茶を飲み分けて楽しむという豪華な遊びです。
近所のお茶専門店で一度試した事がありましたが、味覚障害の私には全て同じ味に感じてしまい、「まだまだ未熟だな-」と再度のリベンジを現在でも画策しているところです。
『作り手と受け手』
ここまで紹介してなんですが、お茶というとどこか「格式高い」または「老人臭い」というイメージがあって、女の子なんかはどちらかというと「紅茶」のような洋風なものを好んで飲みますよね。
以前の記事でご紹介した「釣り」にしても「テキーラ」にしてもそうですが、悪いイメージっていうのは工夫次第で180度ガラッと変わるんです。
例えば、先ほどご紹介した「利き茶」をソファテーブルにずらっと並べて、ソファにゆったりと座りながらお友達同士で和気あいあいと優雅に楽しむだけで、「手軽」にかつ「カジュアル」にお茶を楽しむ事ができてしまうのです。
このコラムを数回にわたって連載して気がついた事として、ソファには「ゆったりとくつろげる」「物事が優雅に見える」という不思議な魔力があるのです。
ソファと組み合わせる事で、あらゆる事が魅力的になってしまうのですから不思議ですね。
暑い夏を乗り越えるためにも、是非一度お茶を日常に上手く取り入れられてはいかがでしょうか?
少しばかり違った楽しみが日常に生まれるはずですよ!
編集者のつっこみ
ただのお茶でもゆっくりと味わって飲めば贅沢な時間に変わりますよね。ボクも梅干しと煎茶で一服するのが好きです。