コラム vol.17
ノマドワーカーはカフェで仕事をしているそうです。
最近は「ノマドワーカー」という、会社や自宅ではなく街中のカフェやファーストフード店などで仕事をする人が増えているようです。
「ノマド」とは「遊牧民」という意味がありますが、遊牧民のように一定の場所に留まらず仕事ができるのもひとえに「インターネット」の出現と「ノートパソコン」や「タブレット端末」の普及が大きく貢献しているのでしょう。
そんな私も今はこうして駆け出しのライターとして、日々ノートパソコンと向き合いながらなるべく組織に縛られない生き方を模索中であり、上述の「ノマドワーカー」のように街中のカフェで記事を書く事も多々あります。
しかし名前の響きはかっこいいものの、いざやってみると結構困る事があるんですよね。
『電源のあるカフェというものが意外にない』
ノートパソコンって結構電気を食うんです。
内蔵バッテリーのみでノートパソコンを使用していると私の場合は「3時間」もするとビックリマークによってお知らせされてしまいます。
で、カフェやファーストフード店によっては電源コンセントを無料で提供してくれる場所があるのですが数としてはあまり数がありません。
すると、外出先でちょっと休憩がてら作業をしようと思っても、近くに電源を使える店舗が無いため結局断念するという事が多々ありました。
そこでおすすめなのが「電源カフェ」というウェブサイトです。
電源、Wi-Fiといったインフラをタダで提供してくれる店舗を日本全国地域毎に紹介してくれるサイトです。
実際にそこまで逼迫したときに使ったわけではありませんが、暇な時にさらっと見ていると「ああ、いつも行っているあの場所の近所に実は使える場所があったとは・・・」などの発見があって面白いサイトです。
『みんなでオフィスを共有するシェアオフィス』
実際に私が大手カフェチェーン店で作業をしていた際には、はっと気がつくと8時間くらい作業していて閉店間近になっていた事がありました。
その間の記憶がまったくないので、まさにXファイル状態でした。
しかし、改めて考えてみると「度を越した長時間の作業は迷惑行為以外の何者でもない」という事であり代替方法を考えないといけないなと思い始めていました。
そこで、街中を自転車で走っていたときに偶然見つけたのが一つのオフィス空間を複数の人で共有する「シェアオフィス」というものでした。
月額1万円前後で営業時間中好きなだけ利用でき、郵便物の受け取りといった「住所利用」などもできる優れものですが、難点は土日利用ができないところが多いことでしょうか。
私が利用したシェアオフィスは時間貸しもしており、お試しで3時間程度利用しましたが、中がきれいで、無料でコーラやコーヒーといったドリンクを飲むことができて居心地は良かったです。
また、最大のメリットは個人で起業している人がたくさんいるのでためになる話が聞けるかもしれないという事でしょう。
『自由気まま』
名前の響きがいい「ノマドワーカー」ですが、自由を得るためには色々と耐え忍ばなければいけないこともたくさんあるようです。
遊牧民のように変化する環境に適応しつつ、次の牧草地を目指し続ける過酷な日常がそこには広がっているのでした。
しかし、それ以上に得られる「自由気まま」さには代えがたい魅力があり、それが「ノマドワーカー」増加のもうひとつの背景なのかもしれません。
しかし実のところは、テレビみたり、ソファーに横になったりしないで家で作業できる集中力があればいいだけなんですけどね・・・