コラム vol.10
人間工学とソファー。人が使う事を追及した学問「人間工学」。
「人間工学」という分野の学問をご存知ですか?
簡単にいえば、「人が使いやすい」ようにモノを作る事を研究している学問の事です。
「ヒューマンファクター」又は「エルゴノミクス」とも呼ばれています。
では、身近にあるもので人間工学が使われている商品といえば・・・。
記憶に新しいものといえば、2005年に文具会社の「コクヨ」が人間工学に基づいたノートを発表していました。
「日本人の片手に収まるサイズ」として通常のB5サイズの規格より小さい「SlimB5」サイズであったりなど画期的な内容でした。
私はそれまでA4サイズのノートを使っていたのですが、仕事柄移動する機会が多くA4だと少し大きすぎて不便でした。
しかし手帳だと小さすぎると悩んでいた時のこのノートの使いやすさときたら・・・。
まさに目から鱗ってやつでしたね。
つまりは、作り手の都合を押し付けるのではなく、「使う側の人」の事を考えられた商品が人間工学によって出来上がるのです。
また、家具に関しても「人間工学」は応用されており、ソファー選びの際には「1/4の法則」を知っておくのもいいかもしれません。
これは、身長の1/4の位置に座面がくるソファーが無理のない高さであるという事です。
例えば身長160cmだったら座面の高さは40cmといった具合です。
こういった「人間工学」を踏まえて、身の回りの品々に意識を向けると意外な発見があるかもしれませんね。
編集者のつっこみ
座面の高さ40cmはローソファじゃないですね!・・でもその高さを補うためにうちのローソファは座面が広いんですよ\(^o^)/