変わったこと、変わらないこと。
- 暮らしの変化について -
この日はあいにくの雨。雲が厚く、昼間から道は暗い。そんな中、ネイビーの外壁にオレンジの照明がぽっと灯るお家を見つけ、心も少し暖かに。こちらがI様ご家族が住むお家です。
2階のリビングでソファを見ながら、まずはこの1年半のご家族の変化についてお話を伺います。
「あんまり無いんですよね〜…」と、しばらく考えた後に「かめ吉かな?」と奥さま。うんうんと頷く旦那さま。一言目にまさかのかめ吉くん!ウッドデッキを見ると、
かめ吉くん!笑ってる!!
引越ししたての頃は新しい環境に慣れず、じっとしていることが多かったかめ吉くん。この1年半でじわじわ行動範囲を広げ、今ではウッドデッキ全域が家になったのだとか。君、一番贅沢じゃないか!?
「ウッドデッキの隙間から外の様子を見たり、たまにリビングの戸を手でちょいちょいってして開けようとしたり…あわよくばリビングへの進入を目論んでいます(笑)」
可愛すぎるよかめ吉くん。私も亀を飼いたくなってきたよ。
時間の経過を感じざるを得ないのは、息子さん二人の身長の伸びっぷり。
私が着いて早々にお願いしたのは、長男・Tくんの撮影。前回の取材時にはソファにギリギリおさまっていた身長は、どれぐらい伸びたのかな?
こちらが2018年6月時点
こちらが2019年11月時点
めっちゃはみ出てる!!さすがは中学二年生、成長期真っ只中です。
Tくんの興味はサッカーからギターへ。合唱部に転部して、文化祭ではみんなの前でギターの伴奏を披露したそうです。
次男・Rくんは相変わらず、朝起きてソファにごろん。学校から帰ってきたらダイブ!
躍動感!
ダイブして、またすぐに外に遊びに出かけたり、家で遊ぶ時は友達みんなでソファの上でぎゅうぎゅうに座ってゲームしたり。その姿、想像するだけでなごみます。
前回の取材時に「興味がある」と言っていたダンスは、今は教室に通い始めているとのこと。
1年半で変わったとこと、変わらないこと、色々あるけど、どちらも暖かいですね。
つみきソファとのお付き合い
- メンテナンスについて -
それでは、つみきソファの変化についてはいかがでしょう?
「納品からまだ2年弱だけど、Rが毎日全力でダイブしてもへたらない!」
確かに、つみきソファの耐久性はRくんが実証してくれています。ありがとうね…!
「ソファカバーも取り外しやすくて、1年半の間に2〜3回洗いました。色落ちしないように手で軽く押し洗いして、天気のいい日に干して。あとはちょっと汚れたところをウェットティッシュでトントンするぐらい。縮みや痛み、色落ちは感じません。」
お選びいただいた生地「エナレス」は汚れが目立ちにくく、水洗いできるのが大きな特長。大切にご使用いただけているようで安心しました。
(※ 2020年9月より、生地「エナレス」は水洗い不可に変更となりました。)
【生地】Hランク:エナレス:ホワイト
奥さまに続けて「そんなに気になる訳じゃないけど…」と、旦那さま。
「子供が暴れるとソファが滑って動いてしまうので、滑り止めの機能かオプショングッズがあると嬉しい。100均の滑り止めを試してみたけど、畳の上だとあまり効かなくて。」
これは貴重なご意見。早速商品開発チームに伝え、改良に努めて参ります。
家族がパワーチャージできる場所
それぞれのソファで過ごすお気に入りの時間について話を伺います。まずはお仕事柄、家で過ごす時間が短い旦那さまから。
「家の中の居場所は、ソファの上かウッドデッキのチェアですね。暖かい季節はウッドデッキから夜景や月を眺めつつ、ペレットストーブの火をぼうっと見たり、かめ吉に話しかけながら晩酌したり。最近は寒くなってきたので、ソファにこたつでゆっくり晩酌してそのまま朝まで寝てしまったり。」
ウッドデッキ(前回の取材時に撮影)
すると奥さま、
「長男もここでよく夜更かししています。『電気消して寝てね』って声かけてから寝て、朝起きてリビングに行くと電気は点けっぱなし、ソファの上で寝てるし、『そのままじゃん!』って(笑)」
うーん、わかる!中学二年生って夜更かしが楽しい年頃なんですよね。
「まあ、私も平日はここでお昼寝してるんですけどね(笑)。あとは主人が居ない日、子供が寝てからの夜。ロールスクリーンを下ろして小上がりを個室っぽくして、梅酒片手に好きなアイドルのDVDや深夜番組をぼーっと見たりしてくつろいでます。」
夜の隙間の1人の時間、好きなことに没頭したり、ぼんやりしたり。
日々の忙しい流れからちょこっとはみ出せる特別な時間に、この小上がりとつみきソファが寄り添えていると思うととても嬉しいです。家もソファも、ちゃんと家族になっているね。
Rくんのソファでの過ごし方は、主にゲームかYouTubeとのこと。すかさず再現していただきました。
まだソファを背もたれとして使えていますね。次の取材時には身長が伸びて、背もたれとしては厳しいだろうなあ。Tくんと同じ歳になってるんだもんなあ。
と、考えると、この連載ってすごい企画。一つの家族を10年追いかけるなんて!
一人の時間を聞いた後は、ご家族団らんの時間について。
旦那さまは、
「ここで寝転んでTにマッサージしてもらってます。お駄賃制ですけど(笑)」
奥さまは、
「晩御飯はダイニングで、食べ終わるとみんなで小上がりに移動してテレビを見たり、ゆっくりしています。」
「ソファは家族にとって次の行動に移るためのパワーチャージをできる場所です。無いとどうしてただろう?困るね!」
と、笑顔で。…感無量です。
“好き”が散りばめられている家
「この1年での大きなイベントと言えば!家族で初の海外旅行へ行ってきました。」
行き先はアメリカ。ラスベガスからグランドキャニオンへ、そしてインディアンの居住跡地があるセドナへ、2000kmのロング・ドライブ。道理で本棚にアメリカ史の本やインディアンっぽいオブジェが多かった訳だ!
Rくんはその経験をレポートにまとめて、夏休みの自由研究にしたそう。
「息子2人はこれから友達と遊ぶ方が楽しくなってくる年頃だし、今のうちに思い切って海外旅行に踏み切りました。行く先々のお土産屋さんで『家のあそこにこれを置きたい!』って思って、旅行先でも家のことを考えて。家を建てる時に理想を全部詰め込んでもらえて、私の“好き”が散りばめられている家だからだと思います。」
I様邸宅からの帰途、以前、HAREMの冊子に書いたコラムの中の「物と人の密な関係」という言葉を思い返していました。自分だけ、家族だけの楽園をつくるにはそれが不可欠になる、ということ。
I様ご家族が、家に、ソファに、ペレットストーブに、本棚に、家の中にある物たちに愛情を持って接しているのを見て、ああ、あの言葉は正しかったなと、嬉しく思いました。これだから取材は楽しい。
たくさんお話を聞かせていただき、色々と撮影のリクエストにも応えていただき、誠にありがとうございました。次の取材は納品から5年後!またお会いできるのを楽しみしております。
(取材&文:水嶋 美和 / 2019年11月取材)
今回登場のローソファ:つみきソファ
積み木のように組み合わせて、思い通りのローソファ。
本体は座面と背もたれだけでシンプル。そのままでももちろんOK、豊富なオプションクッションを組み合わせて自分たちらしいソファにすることも。
【写真】つみきソファ W1800/ 生地:Nランク:パステラ:デニム(以下、オプショングッズ)アームクッションS、アームクッションL、ハイバック背クッション、60クッション
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