家族のらしさが、家のそこかしらに。
- ソファと暮らす前のこと -
忙しい年末にも関わらず取材を快諾してくださったT様のお家は、大阪ショールームより車で少し行ったところにあります。
お家におじゃまして、ご挨拶して、荷物を置いて、コーヒーを頂いて、ありがとうございます。ふ〜…
来て5分でまったり。緊張しがちな私でも、なんだかこのお家は最初から落ち着きます。
聞けば、このコーヒーは奥様が自家焙煎して淹れてくれたもの。ダイニングテーブルは旦那さまの自作。家族らしさが家のそこかしらから感じられるから、なるほど、居心地よく感じてしまう訳です。
そんなTさまの家も、最初からこの雰囲気だった訳ではなく。結婚してこの家に越してきた当初はしばらくソファの無い暮らしが続いたそう。
「リビングとダイニングが横長で、間取り的にソファを置くのが難しくて。圧迫感が出にくいローソファならと思ってたけど、いいソファに出会えず時間が経っていきました。そんな中で岸宗さん(当店スタッフ)の家に遊びに行った時につみきソファでくつろいで、いいなと思ってその後割とすぐにお店に行って購入して。」
と、奥さま。旦那さまはそれに頷きながら
「あの家の居心地の良さは決め手になったね。」
さらに奥様が「うんうん」と頷く。
ソファの張り地は水洗い可でメンテナンスしやすい「ラムース:アイボリー」を。
色味的にもお部屋へのなじみが良いようで、ソファの大きさの割にお部屋が広く見えますね。これまでに二度水洗いされているそうですが、縮んだり痛んだ様子もなく、安心しました。
いろんな時間をこの上に積み上げる。
- ソファと暮らしてからのこと -
家にソファがない期間が長かったTさま家。来てからの暮らしはどう変化したでしょうか。
「ソファが来るまではダイニング中心で暮らしていて、リビングは物置みたいな使い方になっていた。ソファが来てリビングに置いてからは暮らしの中心がリビングに移って、活動できる範囲が広くなったと感じます。家族みんなでごろごろできる場所ができたなあと。」
と、奥さま。
ご家族それぞれの、つみきソファで過ごす好きな時間についてお話を伺いました。
旦那さまは、仕事を終えて家に帰ってりひとくんと遊ぶ時間。
「30分ぐらいしかないけど大事な時間。あと、風邪をひいた時は家族に移してしまわないようにここで寝ています。ソファの上に寝袋で、結構快適ですよ。」
私も全く同じつみきソファの使い方を家でしています…!背もたれを下ろして簡易ベッドのように使えるのも、つみきソファの大きな長所です。
奥さまは、旦那さまがりひとくんの寝かしつけをしてくれている間の、一人の静かな時間。
「その時は絶対にソファに座って、無理矢理にでもゆっくりな時間を作っています。」
昼間にりひとくんと過ごしたり、自分で焙煎したコーヒーと手作りのお菓子で休憩するのもお気に入りの時間とのこと。
りひとくんがお腹の中にいる時は、よくつみきソファに座って胎動を感じていたとのこと。
りひとくんが生まれてからは、ここで一緒に遊んだり、お昼寝したり。
生まれる前も生まれてからも一緒の時間を過ごしている。でも、過ごし方は変わっている。りひとくんが大きくなれば、また過ごし方は変わってくるのかも。どんな時間も、ソファがご家族のやすらぎに寄り添えれば幸いに思います。
二人のお気に入りの時間にいつもいるりひとくんは、ソファに登るのが大好き。
「一度ソファから落ちた時は、落ちるというよりころんと転がっただけで、ケガもなく、泣いてもなくて、びっくりしてるだけで。低くて良かったなと思いました。」
取材中もずっとソファの上でテレビを見たり、遊んだりしていたりひとくん。つみきソファを気に入ってくれているのが伝わって、見ていて嬉しかったです。
手を動かして作る。時間をかけて探す。
- お家やインテリアのこと -
取材時は年末ということもあり、お家はそっとクリスマスムード。どの飾りも、どこにでもある物ではない感じ。
コーヒーを焙煎から楽しんだり、テーブルをDIYしたりと、暮らしの端々にこだわりが感じられるTさまご夫婦に、家のお気に入りやお買い物について話を伺いました。
「強いて言うなら、とりあえずで物は買わないかな?買うまでにはすごいこだわる」と旦那さま。
「でも割とすぐに売ったり、手放すよね」
「てことは、あまりこだわりはないのかな…?」
いやいや、そんなはずは!と思い、奥さまにもう少し話を伺うと、色々と物へのこだわりが垣間見えてきました。
「このキリムのクッションカバーは、夫婦でトルコ人店主のお店に足繁く通って買いました。instagramとか便利なツールがない時代だったけど、ネットでたまたま見つけて、これは欲しいと思って。」
きちんと額縁に入れて飾られている絵について話を聞いてみると、
「フランスとかイタリアとか、旅先で買った絵です。あとはスーツケースを買ったお店から毎年送られてくるクリスマスカード。額縁は夫が作ってます。」
手を動かして作ったものを置くこと、時間をかけて好きなものを探すこと、それを楽しむこと。
そうしてこの家にやってきた物たちから滲み出るやさしい温度が、家の空気に溶け合って、居心地の良さになっているのかな、と感じました。
つみきソファも偶然のような出会いから見初めてもらって、この家に迎え入れてもらえて、ってことはやっぱり良いソファなんだなと、手前味噌ながら誇らしくなったり。
色々と自分で作れてしまう旦那さまに、次は何を作るのか聞いてみると
「りひとが大きくなったら、ソファに脚を付けたいなあと考え中です。ゆくゆくは一軒家に引っ越して、家の一階でカフェが出来たらと思っていて。そうなると家に合わせてテーブルの高さを変えたり、使いやすいように色々と変えるかも。」
つみきソファはそのシンプルデザインゆえか、お客様自身でウッドフレームを製作されることもごく稀にございます。専用ウッドフレームも販売していますが、そういう風にソファのデザインが一人歩きし始めるのを見るのもとても楽しい。
つみきソファに旦那さま自作の木脚が足されて、より家らしい顔になった頃、また取材させていただけると嬉しいです。
(取材&文:水嶋 美和 / 2018年12月取材)
今回登場のローソファ:つみきソファ
積み木のように組み合わせて、思い通りのローソファ。
本体は座面と背もたれだけでシンプル。そのままでももちろんOK、豊富なオプションクッションを組み合わせて自分たちらしいソファにすることも。
【写真】つみきソファ W1800/ 生地:Nランク:パステラ:デニム(以下、オプショングッズ)アームクッションS、アームクッションL、ハイバック背クッション、60クッション
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