ソファ“らしい”ローソファを求めて
- ソファと暮らす前のこと -
今回ご自宅におじゃましたのは、私HAREMスタッフ岸宗の元同級生であるTさんの家。Tさんは一人暮らしの時からインテリアが好きで、休日は遠くの街までインテリアショップ巡りをしたり、私が働いているのを知らずにHAREMに来てくれて「うお!」とばったり鉢合わせたり。気に入ったソファに出会ってしまい、部屋にソファが2台置いていることもありました。
ご結婚後は奥さんと2LDKの家に住み始め、暫くしてお子さんができた時にふと、ソファの高さが気になり始めました。
「これから長い子育てが始まる。未来を見据えて、家族計画のこともそれまで以上に真剣に考え始めた時に、リビングを子育てしやすい環境にしたいと思うようになりました。そこで夫婦で話し合って、ローソファを探し始めたんです。」
一人暮らしの部屋に2台置くのも厭わなかったほどにお気に入りだったソファは、さすがに手放すことは出来ず、リビングとは別の部屋に置くことに。それでも葛藤はありましたが、何よりも「家族で安心してくつろげるリビングにしたい」という思いが強かったのだとか。
でも、ローソファって実際に置いてみるとどうなんだろう。他のインテリアとの相性はどうだろうか、部屋全体のバランスが崩れないだろうか、インテリアのこだわりが強い分、不安も残りました。そこでHAREMのショールームを訪れ、出会ったのがつみきソファです。
「あくまで、ローソファであっても見た目のソファ“らしさ”は印象として欲しかったんだと思います。そういう意味で見た目はソファらしいままに、自分たちの理想の暮らしを叶えてくれる。求めていたローソファのイメージをそのまま備えていたのがつみきソファでした。この広く低い座面なら、子供を寝かしつけて、それを見守りながら僕たちも横でくつろげる。これからの暮らしのイメージが膨らみました。」
汚れもその原因も、思い出。
- ソファと暮らしてからのこと -
「ソファはすぐに決まったものの、生地選びには夫婦で悩みました。長く使えるのはもちろんですが、子供がこれから成長することを考えると気軽に買い換えられるものがいいのか、機能性の高いものにした方がいいのか、汚れが目立たないように濃い色にした方がいいのか…などなど、考えなきゃいけないことがたくさんあって。」
悩んだ末に選んだのは、人工合皮スエード生地「ラムース」のアイボリー。
「初期撥水加工が施されているし、子供に優しい素材だし、汚れもとれやすいので実用的だなと。アイボリーは汚れが目立つ色なので抵抗はありましたが、やっぱり毎日見るものだから好きな色を選びたいと思いました。でも使ってみたらやっぱり汚れますね。」
そう言って、あっくんが昼寝の時に付いたと思われるよだれの跡を見せてくれました。
「箇所箇所にこういう汚れがあります。はじめは汚さないようにかなり神経質になって使っていましたが、汚れるのは仕方がないことですし、こんな風に汚れの原因を思い出すことが思い出を遡ることに繋がってるなって。それだけ愛用させてもらってるってことです。なじみやすいデザインというのもあるんですけど、つみきソファは家具というよりは家の一部です。」
汚れをただ悪いものではなく、つみきソファに思い出と一緒に重なるものとして捉えてくださっているTさん。愛着を持ってソファに接してくださっていることが伝わって来ます。
「ちなみにこうやっていつもここで寝かしているんですよ。背もたれをここに動かしてソファから落ちないようにしています」
そう言って見せてくれたのは白いつみきソファの上で眠る、あっくんの写真。背もたれを下ろすと、つみきソファの奥行きは900mm。あっくんと奥さんが一緒にお昼寝するのに十分な広さになります。そんな風景も、この家では日常茶飯事だとか。ソファとして、時に簡易なベッドとして、つみきソファを十二分に使いこなしてくださっていますね。
「ソファの上でごろごろしたり遊んでいる子供を見ていると、つみきソファを選んで良かったなと思います。ソファの上で伝い歩きもしてるんですよ。」
ローソファの上に立ち上がって夢中で遊ぶあっくん。それを気にかけつつ、笑いながら優しく見守るTさんご夫妻。どうやら理想の暮らしは叶ったようです。
広がる暮らしとローソファ
- お家と家族のこれから -
ローソファで家族だんらんの時間を過ごすようになったTさん。今後、家をどんな空間にしていきたいですか?
「子供も生まれたことですし、今はマイホームを計画中です。そこでもリビングにはつみきソファを置いて、今の子育てしやすく、くつろぎやすい暮らしを継続していくつもりです。」
「ただ、親戚や友達にも子供や赤ちゃんがたくさんいるので、みんなが遊びに来た時にもっとくつろぎやすくしたい。つみきソファをもう一個足して、コーナー配置にするのもいいなと思ってます。ひろびろ置いても窮屈な感じがしないのは、ローソファの魅力ですね。」
それは嬉しい。マイホームが完成したらまたお邪魔させてください。家族との暮らし、好きなインテリアに囲まれる暮らし、両方を考えて家具を選ぶTさん。新しい家もすごく楽しみです。また1年後、おじゃまさせていただきます。
(取材:岸宗 大輔 / 2014年11月)