その時々の、ソファの居場所
- ソファ選びについて -
K様ご家族のお家は、この連載でもよく登場するあすなろ建築工房さんによるもの。つみきソファとは建築士のご自宅兼モデルハウスで出会いました。
「気に入ったものの、ローソファって湿気が溜まりやすかったりするのかな?と少し心配でした。和室に置く予定だったので、畳がカビてしまったら大変だなって。HAREMのスタッフさんに相談して、つみきソファの裏面は通気性のいい素材を使っているとのことで、安心してこのソファに決めました。」と、奥さま。
つみきソファには脚がなく、畳に跡が残らないから和室に置くにはもってこい!ですが、床に直置きになるため湿気がこもりやすいのもまた事実。
つみきソファの裏面はカーペットなどにも使用されている通気性の高い素材を使用しているので、座面を少し持ち上げて空気を入れたり、座面を壁に立てかけたり、こまめに裏面を空気に触れさせていただくと安心です。
ローソファのメンテナンス方法はこちらから
「ソファって一度置くとあまり動かさないイメージだけど、このソファは動かしやすいですよね。気軽に向きや場所を変えれそうなところも決め手になりました。」と、旦那さま。
そう!比較的移動させやすいのもつみきソファの長所。私も3年半ほど家で使用していますが、夏は和室に置いたり、冬はリビングに置いたり、未だにソファの場所が定まっていません。
季節、気分、来客時などのシーンの変化、ご家族の成長。暮らし方が変われば、ソファに居てほしい場所も変わる。その時々でソファを気軽に移動して、一番ちょうどいいくつろぎ方をしていただけますと幸いです。
子供も大人も、穏やかに過ごせる生地
- 生地選びについて -
「生地は家族で意見が割れました!私はこのグリーンが良くて、主人と長男はショールームに置いてあったネイビー(生地:パステラ / カラー:デニム)派で。」
「1対2だっただけど…(笑)」
「多数決ではなかった(笑)」
と、笑い合うご夫婦。生地選びは悩みますよね。
生地:パステラ / カラー:デニムのつみきソファ
奥さまが決めた生地の種類は「ラムース」。水洗い可で赤ちゃんにも優しい素材なので、子育て世代に人気です。
「子供がまだ小さいので、洗える素材にこだわりました。カラーは木の家に溶け込みやすいよう自然にある色で、圧迫感が出ないよう明るい色味で。でも注文してしばらく経って気持ちがブレ始めて(笑)。やっぱり長男と夫が気に入っていたネイビーが良いかなあって…HAREMのスタッフさんに生地の変更が出来るか確認したところ、手遅れでした…。」
ああ…すみません…受注生産なもので、生地変更の猶予に限りがあり…。
「でもソファが届いてすぐに2歳児がべろ~っと舐めて(笑)。この生地にして良かったと思いました!トイレトレーニング中なのでこれから何が起こるか分からないけど、毎回「キー!」って怒らなくて済むのはありがたい。」
初期撥水加工でメンテナンスしやすい生地「ラムース」
「ちなみに」と、旦那さまからご質問。「みなさん、ソファのカバーってどれぐらいで交換するんですか?」
大体5~7年ですが、ソファの使用環境や、生地の素材、ソファの上でどんな過ごし方をするかによりカバーの交換時期は各家庭で異なります。次にカバーの購入を検討される頃、お子様たちが成長してカバーを汚す心配が減っていれば、ぜひネイビーの生地でリベンジしてくださいませ!
ぼーっとできる、家族のたまり場
- お気に入りの過ごし方-
ご家族それぞれの、ソファで過ごすお気に入りの時間についてもお話を伺いました。
旦那さまは、
「仕事から帰ってきてばっと飛び込む。お風呂上がりにばっと飛び込む。肘掛けがないおかげで飛び込みやすいです(笑)」
奥さまは、
「共働きなので子供のお迎えが当番制なんですけど、私の仕事の帰りが遅い日は主人と子供が先に寝てて、一人ソファに座ってゆっくりAmazon Primeを見てる時間が幸せです。スロープクッションのこの角度がちょうどよくて!」
長男のRくんは…
なるほど!
いつもそんな風にソファの上で転がって楽しんでくれているのかな。次男のEくんは、ソファの上に絵本を積んで遊んでいるそうです。読まない!積む!!
「最初は大きな家にも大きなソファにも慣れなかったのですが、今は暮らしにすっかりなじみました。家族みんな、朝も、夜も、ソファの上でぼーっとしてから動き出す。家族のたまり場になっています。」
家の楽しみ方は四季で変わる
- 家のこだわり -
最後に、このお家を作る上でのこだわりについて。大切にしたことは何ですか?まずは奥さまから。
「自然素材を使ったシンプルな家が良くて、インターネットであすなろ建築工房さんのHPを見つけて、モデルハウスに行って。家の雰囲気が気に入ったのでお願いしました。
とはいえ、ここまで全部無垢材にするつもりは無かったんだけど…『ここは無垢を使わないと!』ってあすなろさんの本物志向が強くて、気付けば私たちも感化されちゃって(笑)。住んでみて納得。本物にこだわって良かったなと思います。」
旦那さまは、
「子供と遊べて、かつ落ち着ける家がいいと思ってました。ウッドデッキを広く作ったので、住み始めた11月初旬はテントを張ってお昼ごはんを食べたり、夏はプールもできますね。家の中でアウトドアっぽい遊びが出来て楽しいです。」
この日は関東で初雪が降り、私は新横浜の駅を降りて5歩で盛大にすっ転び、行くカフェどこも満席で入れず、心が凍てつき始めた夕方…の、K様宅への訪問でした。仕事だというのに取材中すっかり癒されてしまって、家や家族の温かさがいつも以上に染み入ったのを覚えています。
「これから一年経って、四季が一巡して、暮らしがどう変わるのかが楽しみ」と、旦那さまの言葉が印象的でした。
新しい場所で新しい暮らしを送るのは、なんて煌めいたことなんだろう。次は冬以外の季節にお伺いできれば幸いです。ウッドデッキが気持ちいい春や秋がいいな。
(取材&文:水嶋 美和 / 2020年1月)
今回登場のローソファ:つみきソファ
積み木のように組み合わせて、思い通りのローソファ。
本体は座面と背もたれだけでシンプル。そのままでももちろんOK、豊富なオプションクッションを組み合わせて自分たちらしいソファにすることも。
【写真】つみきソファ W1800/ 生地:Nランク:パステラ:デニム(以下、オプショングッズ)アームクッションS、アームクッションL、ハイバック背クッション、60クッション
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