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姫路城といえば黒田官兵衛。しかし、工事が終わっていなかった・・。

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コラム vol.45

姫路城といえば黒田官兵衛。しかし、工事が終わっていなかった・・。

姫路城といえば、「日本100名城」に選定され大阪城と並ぶ関西屈指の城郭として有名です。
姫路というとステレオタイプな「荒っぽい街」という意見がありますが、そんな姫路城や姫路という街を見学に一泊二日で個人ツアーをしてきました。

『姫路』

姫路城を訪れるため、JR西日本の運行している山陽本線「姫路駅」へ。
姫路駅は日本で初めて幕の内弁当を販売した「まねき食品」という会社が展開する「駅そば」と呼ばれる立ち食いそばのスタンドが一つの観光スポットとなっています。
通常の立ち食いそばとなにが違うかというと、だしはうどんだしながらも使用している麺が中華麺に似たものでありこれが珍しいと人気を集めているようです。

駅の改札を出ると、想像していた「荒っぽい街」というイメージを覆すかのような洗練されたショッピングビルや町並み。
例えるならば広島や名古屋といった所でしょうか。
こういうのを見るとあまりイメージだけで物事を判断するのはよくないなーと思います。

姫路城までバスなども出ていますが、私は徒歩で行くことにしました。
商店街が結構発達しており、飲食店の多さは眼を見張るものがあります。
何件か「芸術」を推した建物が視界に入った記憶がありますが、町興しの一貫か何かだったのでしょう。


『姫路城は工事をしています』

歩くこと30分程度経過し、ついに視界に高台にそびえ立つ姫路城の姿が見え始めました。
そして、その横に設置された巨大クレーン。
「あ、工事まだ終わってなかったのかー・・・」と去年の冬くらいも工事中だったのでそろそろ終わっているかと思ったら、どうやらまだのようでした。

少しがっかりしながらも一路姫路城を目指すため歩みを再び始め姫路城正面の外堀にかかる大きな橋を渡り入城します。
敷地内に入ると目の前には芝生の敷き詰められた巨大な広場があり、家族連れがボール遊びをしていたり、ご老人が写生をしていたり思い思いのレクリエーションにひたっていました。

しかし、近づけば近づくほど姫路城の巨大さに圧感されます。大阪城などはよく自転車で近くを通り掛かるものの、はるかにアグレッシブな印象がある城だなと思いました。
そして、漆喰を塗りなおしているので漂白された姿もまたよしという感じです。

『姫路城と黒田官兵衛』

今回、下調べも何もしないで姫路にきました。
本当の目的は知らず知らずのうちに貯まっていた旅行サイトのポイントが今月で期限が切れてしまうので、無理やりどこかに行こうと考えた結果近場の姫路に白羽の矢を立てた事にあります。
そのため、「黒田官兵衛」という名前をたくさん目にするのでなんだろうなーと思ったら「黒田官兵衛」が姫路城にゆかりがある事をすっかり忘れていました。

黒田官兵衛といえば、日本の戦国時代に豊臣秀吉の名参謀として活躍した人物ですが大阪城、姫路城など築城の名手としても有名です。
2014年からNHKの大河ドラマではV6の岡田准一主演で「黒田官兵衛」を題材としたドラマが放映されている事も影響してか、姫路城周辺には宣伝用のポスターやのぼりが至るところに設置されています。

黒田官兵衛を一躍有名にした事として「中国大返し」という作戦の立案が挙げられます。
当時、天下統一を目前にしていた織田信長は本能寺で部下である明智光秀のクーデターにより自害してしまいます。
その後、次の覇権の獲得を画策している光秀に対して、黒田官兵衛の主人である豊臣秀吉は現在の岡山県周辺で毛利氏の勢力が持つ備中高松城を攻略中でした。
信長が討ち取られた報を聞いた秀吉に対して部下の勘兵衛は、毛利氏と講話をして明智光秀討伐に向かう事を進言します。
そして、早急に講話を結んだ秀吉は、途中勘兵衛の居城である姫路城に立ち寄りながらも一路明智光秀のいる京都を目指します。

結果的に、現在サントリーのウィスキー工場で有名な京都山崎周辺で光秀軍を秀吉は打ち破り、光秀が周辺の農民に討ち取られた事によって秀吉が次の覇権につくことになりました。
つまり、黒田官兵衛の「中国大返し」の作戦がなければ天下統一をしていたのが明智光秀だった可能性すらあったかもと考えると、そのときの黒田官兵衛の機転のすごさが分かるかもしれません。

黒田官兵衛は晩年、出家をしたりキリシタン大名になったりと俗世と離れた生活をしていたといいますが、戦闘で多くの殺戮を繰り返した戦国武将は罪悪感というものが蓄積していくのかもしれませんね。

こうした歴史的背景を頭の片隅に置きながら、姫路城を見ると何倍も面白く堪能できるので是非足を運ばれる際はお試しください。




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