HAREMインテリアコラム|だいごの四方山コラム
巷にあふれるインドカレー店。実はインド人じゃない?ネパール人がやっているそう。

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ライフデザイナーだいご の 四方山コラム

インテリア、ライフスタイル、何気ない日常の気付きなんかをゆるーくコラムにしています。

コラム vol.33

巷にあふれるインドカレー店。実はインド人じゃない?ネパール人がやっているそう。

ネタを探していたらほとんど食べる事ばっかりになってしまっている事に気が付きました。
テレビの情報系番組を見ていても芸能人はどこかしらで何か食べています。
しかし、食べる事を通して食べる事以外の気付きというものが結構あるんですよね。

そんな、今回のテーマは巷に乱立するインドカレー屋さんです。
中華料理と並んで、都会に行っても辺鄙な山の中にもなぜか存在するインドカレー屋。
定期的に食べている中である事に気が付きました。

『安定したクオリティのインドカレー』

いつの頃だったでしょうか、会社勤めをしていた頃私は休みの日に会社の同期とお昼ご飯を食べに行きました。
その際なんとなく目に止まった「インドカレー屋」。
大体ランチだと700〜800円程度が相場で、味も外れがないことからその日はそのインドカレー屋に入りました。

大体インドカレー屋で出てくる料理というのは決まっていて、サラダ、ナン、その日のカレー、たまにタンドリーチキン、そして食後のサービスドリンクとしてのチャイかラッシーです。

そして、そのお店で出てきた料理も同じようなものでした、そしておいしいのです。
しかし、たまたま入ったそのお店はいつもと少し違いました。

『おしゃべりなおばさん』

そのお店でホールを担当していたインド人のおばさんはとてもおしゃべりな方でした。
とてもきさくなおばさんは「ゲンキですか?」と話しかけてきてくれました。

そのまま何気ない世間話を続けていきある時点で「日本にあるインドカレー屋はほとんどインド人はやってないよ」とおばさんは衝撃的な事を言い始めました。

「え?」という感じでした。

店外の看板には「インド料理の店」と書いており、店内のサイケデリックな内装、人海戦術で大量のインド人が出演しているミュージック・ビデオをエンドレスで流しているものの中で働いているのはネパール人だったなんて。

その後も、「旦那さんが浮気したから灯油をかぶって抗議したのよ」といったバイオレンスな話を聞きながら、カレーを食べ終わると色んな意味でお腹がいっぱいになってとても満足でした。

『カースト制度とネパール人』

しかし、時間が経過するとともに私の中では「じゃあ、インド人がやってるカレー屋はないのだろうか?」という疑問が湧いてきました。

色々調べてみました。

まず、日本のカレー屋にネパール人が多い理由として、ネパールはインドと隣り合わせの国でありブッダが生まれたのもインドではなくてネパールなんですよね、実は。
そして、国境を面しておりノービザでインドに入国できるネパール人はインドで料理人としての修行を積みます。

日本で外国人が働く就労条件の中に、10年以上料理修行経験がある料理人については就労ビザが発行されるという条件があるため、一攫千金を夢見たネパール人は日本でインドカレー屋を開きに来るという事だそうです。

では、肝心のインド人がなぜいないかといえばインド国内にある有名な「カースト制度」がどうやら関係しているようです。

「カースト制度」とはヒンドゥー教によって定められた階級制度の事で、その階級は生まれた瞬間に決まってしまいます。

もし、アウトカーストと呼ばれる下位カーストに生まれてしまった場合は実力に関係なく、例えばゴミ拾いであればずっとゴミを拾い続けなければいけません。
そして、人間として扱われないため中には非人間的な扱いにより命を落としてしまう方もいるそうです。

そして、外国にいく際に必要となる「パスポート」は、例えば日本人であれば国民全体に支給されますが、インドにおいては上位カーストのみ発行が許されているため、低位カーストの人間は国外に出ることができません。

上位カーストの人間はそもそも生活が安定しており海外でインドカレー屋をやる必要がないためこれがインドカレー屋にインド人がいない理由の一つだと言われています。

こういう話を聞くと色々と考えさせられます。
ある意味日本に生まれた事も含め、こうして三食しっかり食べて酒を飲んで五体満足で毎日を過ごせているだけで奇跡のような話ではないでしょうか。
そして、いつかバチが当たるんじゃないかと毎日ヒヤヒヤしてしまいます。

海外に行ったり海外の人と接するとこういった発見があって、目が見開かれる経験がたくさんできます。

王将のCMじゃありませんが、「食は万里を超える」という事なのかもしれません。



編集者のつっこみ

カレーは浪漫だ。

>> コラム vol.34 書くことを通して気がつくもの。意識と無意識の関係とは一体。