ライフデザイナーだいごの四方山コラム
四方山コラム
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コラム vol.20
美容専門学校が経営している美容院へ突入しました。

暑い季節が到来して、日差しがそろそろきつくなってきましたね。
そんなとき一番気になる部分が「髪の毛」ですが、そろそろ髪の毛を切って夏モードに切り替えたいとお考えの方はいらっしゃるのではないでしょうか。

あまり、髪の毛というものに気を使わない私は、最近お酒を飲むことにお金を使いすぎてちとお財布の中が厳しくなってしまいました。
そこで、たまたま自転車に乗ってフラフラしていたところ、大阪は梅田にある美容専門学校で有名な「ベルェベル美容専門学校」が運営している、美容専門学校を卒業したての生徒による美容院というものを発見しました。

外に貼ってある、メニュー表を見たところ「カット500円」「パーマ1500円」「カラー1500円」でシャンプー込みと超お値打ち価格だったので、最悪「ぼうず」にすればいいかと突入してきました。

『いざ、突入』

受付は、若い専門学校卒業したてのスタッフの方々が担当していて、入り口付近にある券売機でチケットを購入する前払い制です。
今回は毛量を減らしたいだけだったので、カット「500円」のコースを選びました。

  一応、専門学校卒業したての人が髪を切るという事もあり、
・「望み通りの髪型にならなくても問題ない」
・「最長で大体2時間くらいかかるけれど問題ない」
・「万が一衣服に染料がついても問題ない」
 旨の誓約書に最初にサインをします。
 
 2014年5月にオープンしたばかりという事ですが、既に結構な人気があるようで通常は予約をとらないといけないほどの盛況ぶりだそうです。

『席へ移動すると』

10人以上いるであろうスタッフはみなさんとてもお若く、性別も男女比率としては同じくらいいらっしゃいました。
お客さんも、同じく男の人、女の人、若い人から年配の人までいて幅広い客層に対応しているようでした。

そして、いよいよ私の担当が決まり席に案内されます。

そこで、どういう髪型にしたいかなどを聞かれ、「まあ、毛量を減らして、長さはあんまり変えずに・・」と恐る恐る要望を伝えました。
メガネをかけた彼もあまり接客になれていないようでした。

そして作業毎にチェックを担当する「教官」に報告をするのですが、「カタログとか持ってきたら?」とところどころチェックを受けていました。

『仕上がり』

実際に、初期の頃に来られたお客さんの中にも「まあ、最悪ぼうずにすればいいかな」という事をおっしゃった方がいたそうです。
この、博打に似たスリルがこの美容院の楽しみの一つではないでしょうか。

実際、坊主になってもいいかなと最初は思っていたのですが、なるべくならやめて欲しいと次第に心の中で変化が起こるのですから人間っていい加減な生き物だなと思いました。

結果的に、最後に教官のチェックが入って色々と微調整をすると、そこそこ良い仕上がりになりました。
本職の美容院くらいの出来かといえば、やはりそこまでには達してはいませんでしたが500円という値段を考えると申し分ないのではないでしょうか。

今はまだオープンしたてなのでスタッフの方も勝手が分からず不慣れなところもあるようですが、今後慣れてきたらコストパフォーマンス的にとても素晴らしい美容院になるのではないでしょうか。

こうして、美容学校卒業したてのスタッフが担当する美容院というものを初めて体験した余韻を、開放した扉から流れこむ心地良い風を感じながら、カフェの革張りのソファの上でしたためているのでした。


「ぼうずにならなくてよかった」